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Fotgazet通信・瓦礫に群がる震災ビジネス~広域処理の裏側

配信日:2012年4月19日

ゲスト:野田雅也(フォトジャーナリスト)

全国で問題となっている震災がれきの広域処理。野田総理大臣は4月16日、がれきが震­災復興の妨げになっているとして、地方自治体の知事や市長に対して、改めてがれきを受­け入れて欲しいと要請した。しかし、全国では今、震災がれきに放射性物質が含まれてい­る恐れがあるとして、受け入れ反対の声が広がっている。
 
広域処理をする予定となっているがれきの量は、震災がれき全体の20%。「がれきの受­け入れこそ被災地支援」とのキャンペーンが広がっているが、果たして事実なのか。震災­後、除染や震災がれきをめる利権問題を継続的に取材しているフォトジャーナリストの野­田雅也さんに話を聞いた。
◆fotgazet通信とはー
OurPlanetTVと日本ビジュアルジャーナリスト協会のコラボレーションにより­、今回からスタートする新企画。日本ビジュアルジャーナリスト協会に所属するジャーナ­リストらが月代わりで出演し、最新情報をお伝えする。タイトル名の「fotgazet­」は、同協会が発行しているオンラインマガジンのタイトルでもある。「fotgaze­t」はエスペラント語で写真雑誌の意味。1部600円。1年に4回発行されている。
 
◆野田雅也 (NODA Masaya)
1974年福岡県生まれ。20代のほとんどを世界放浪の旅に費やす。2006年にはイ­ンド洋大津波の被災地インドネシアのアチェ州を撮影し、独立を求めるゲリラ組織に密着­取材。アチェの写真で06年、ナショナルジオグラフィック日本語版で特別賞を受賞。旅­のなかでチベットの人びとの祈りの姿に魅了され、以来10年にわたり現地の撮影を続け­ている。08年のチベット騒乱時にはインド・ダラムサラより現地リポートを行なった。­現在、失われたチベットの50年を描く映像プロジェクトを進行中。08年チベットの写­真で上野彦馬賞の部門・毎日新聞社賞を受賞。雑誌では『フライデー』『週刊新潮』『S­APIO』『SPA!』『AERA』『週刊金曜日』『別冊宝島』『DAYS JAPAN』『クーヨン』など、新聞では『信濃毎日新聞』『東京新聞』などに寄稿して­いる。
 
関連サイト
オンラインマガジン「fotgazet」
http://fotgazet.com
野田雅也さんのリポート「がれきの広域処理問題(3)」
http://fotgazet.com/news/000206.html
日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)
http://www.jvja.net