【福島原発】放射能による内部被ばくを警告~緊急現地報告
配信日:2011年3月18日
スタジオ報告:豊田直巳(JVJA/フォトジャーナリスト)/森住卓(JVJA/フォトジャーナリスト) ビデオ出演: 広河隆一(DAYS JAPAN編集長/フォトジャーナリスト) ビデオ撮影: 綿井健陽(JVJA/ビデオジャーナリスト) 聞き手:白石草(OurPlanetTV)
日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)のメンバーら6人が取材チームを結成し、東北・関東大震災直後の3月13日、福島第一原子力発電所のある福島県双葉町へ取材に入った。東京に戻ったばかりのメンバーに話を聞く。(訂正:双葉町は「ふたばちょう」ではなく「ふたばまち」の誤りです。お詫びして訂正いたします)
取材班が取材に入った13日は、3号機が冷却機能を失い、原子炉格納容器の圧力が高まっているとして、放射性物質を含んだ蒸気を外部放出した直後の時間。このため、放射線の計測器の値は非常に高く、原発から4キロ離れた双葉町役場では携帯していた3種類の計器はすべてメーターが振り切れた。最も高い値を計測できる計器は1000マイクロシーベルト。
放射線の粒子は非常に細かいため、体内に入りやすい。森住さんは、イラクの劣化ウラン弾被害の取材経験から、内部被曝によって、多くの子どもたちが甲状腺がんになっている事実を挙げ、その危険性を指摘する。劣化ウラン弾から検出される放射能の値は、今回、放出されている放射能にほど大きくないのだと言う。
また、地震の10日前までチェルノブイリ原発の被害地を取材していた豊田さんは、25年経ってもなお、30キロ圏内には人の立ち入りが禁止されている実情を語り、同じような悲劇を繰り替えないためにも、浜岡原発はすぐにも停止すべきだと主張する。
※取材されたメンバーは上着類はすべて捨て。靴や車両などの除染作業もしっかりとされています。
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