フクシマからヒロシマへ〜70年目の旅
配信日:2015年8月13日
8月6日の原爆の日、原爆ドームの前には、福島の人たちの姿があった。「フクシマ meets ヒロシマ」ツアーに参加した人たちだ。旅を呼びかけたのは、黒田レオンさん。6才のとき、爆心地から2キロにあった自宅で被爆した。
3つの原発が同時にメルトダウンした福島原発事故。黒田さんは大きなショックを受けた。核被害の悲惨な現実を知っている被爆者が、「原子力の平和利用」に対し、鋭く反応できなかったー。そんな思いを抱えている。
原爆投下から70年経ってもなお解決していない内部被ばくや残留放射能による健康問題。その一端に触れようと一行は、「黒い雨」被害の証言者の話を聞き、そして、戦後、被爆者の健康調査を実施してきた放射線影響研究所を訪問する。