復興五輪のかげで~聖火リレーが映すもの、映らないもの
配信日:2020年2月21日
「復興五輪」と銘打った東京オリンピック。来月26日、その聖火リレーがスタートする。スタート地点に選ばれたのは、原発事故収束の拠点となった福島県楢葉町のJビレッジ。オリンピック聖火は、事故で強制避難地域となった福島県の町をリレーする。
2011年3月12日、いち早く原発事故の現場に向かったフォトジャーナリスト・豊田直巳が東京オリンピック・聖火リレーのコースを歩いた。そこから浮かぶ「復興五輪」の真相とは。
豊田直巳(フォトジャーナリスト)
イラク・パレスチナなどの戦争・紛争地域やチェルノブイリ原発事故などの現場で取材。また劣化ウラン弾被害や児童労働問題などにも光を当てる。2011年3月12日に、ジャーナリストの仲間とともに原発事故の現場に向かい、以来9年間福島取材を重ねている。原発事故関連の著書は『百年後を生きる子どもたちへ「帰れないふるさと」の記憶』(農文協)『フォト・ルポルタージュ 福島 「復興」に奪われる村』 (岩波書店)など多数。ドキュメンタリー映画『遺言〜原発さえなければ」(共同監督)の続編にあたる『サマショール 遺言第6章』が2月29日よりロードショー。
◆『サマショール 遺言第6章』公式サイト https://www.yuigon-fukushima.com/