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福島映像祭2022上映プログラム・イベント決定!

更新日:2022.08.4

福島映像祭2022の上映作品、イベントが決定しました。日本初公開となる海外ドキュメンタリーから、福島、長野、北海道のテレビ局による番組、映像作家による実験的なアート作品など、選りすぐりの全9作品を一挙上映。昨年10月に逝去された長谷川健一さんを偲び、『飯舘村 わたしの記録』特別追悼上映も行います。

毎年恒例の「市民部門」上映トークイベントでは、公募で寄せられた26作品から3作品を厳選して上映します。仮設の小中学校「三春校」に通う子どもたちが記録する学校の思い出、結婚を機に富岡町にUターン移住した夫婦の日常を切り取ったVlog、実家の桃農家を取材した大学生の作品、いずれも「わたし」の視点から語られる「福島」がつまった作品です。今年は更に、原発事故が切り裂いたつながりと“表現”を考える上映トークイベントも企画しました。

上映スケジュール、作品詳細、イベント予約方法は近日中に発表します。まずはラインナップをご覧ください。

|福島映像祭2022 映画部門上映作品|

『1F リアル あの日、原発の傍らにいた人たち』*特別上映&トーク
(2021年/55分/日本)※参考上映[上映料無料/要トークイベント料金]
ディレクター:岳野高弘/プロデューサー:木村良司/制作・作品提供:福島中央テレビ
<上映後トークイベント(50分程度)>
ゲスト:岳野高弘(福島中央テレビ報道局次長)、松川修三(福島中央テレビ報道局長)
聞き手:下村健一(ジャーナリスト)

『Son of Fukushima』
(2020年/55分/アメリカ・フランス)
監督:ベス・バラウィック、ベス・マーフィー/アニメーション:クリスチャン・シュレーファー

作品提供:Journeyman Pictures

『あかい線に分けられたクラス』
(2021年/21分/日本)
監督・作品提供:藤井光

『福島形相日記【未完成版】』
(2022年/50分(予定)/日本)
監督・作品提供:鈴木光
※「あかい線に分けられたクラス」と「福島形相日記」は二本立て上映となります

『ネアンデルタール人は核の夢を見るか~“核のごみ”と科学と民主主義~』
(2021年/74分/日本)
ディレクター:澤出梨江/プロデューサー:山﨑裕侍/制作・作品提供:HBC北海道放送

『まぼろしのひかり~原発と故郷の山~』
(2021年/50分/日本)
ディレクター:湯本和寛・手塚孝典/プロデューサー:手塚孝典/制作・作品提供:SBC信越放送

『汐凪(ゆうな)の花園~原発の町の片隅で~』
(2019年/50分/日本)
ディレクター:手塚孝典/プロデューサー:上條剛正/制作・作品提供:SBC信越放送
※「まぼろしのひかり」と「汐凪の花園」は二本立て上映となります

『飯舘村 わたしの記録』*特別追悼上映
(2013年/68分/日本)
監督・撮影:長谷川健一/編集・構成:細谷修平/協力:甲斐賢治/作品提供:OurPlanet-TV

『ふるさと津島』
(2020年/70分/日本)
監督・撮影:野田雅也/整音:川久保直貴/音楽:三瓶ミサ子、今野正悦、今野悦男、紺野正雄、赤宇木郷土芸術保存会/ナレーション:窪田たい子、窪田美智代/作品提供:ノダグラ

|福島映像祭2022 イベント|

市民部門上映&トーク「わたしが伝える福島」
市民部門に寄せられたビデオの中から3作品を上映。それぞれの作品の制作者をゲストに作品に込めた想いを聞く。
上映作品>
『ありがとう私たちの三春校―思い出を未来につなげよう―』

制作:福島県富岡町、一般社団法人ヴォイス・オブ・フクシマ(2022年/37分)
全町避難となった福島県富岡町が、町から約60㎞離れた福島県三春町に設けた仮設の小中学校「三春校」。10年半が経過し、2022年3月末で閉校を迎えた。この学校の歴史や関わってきた人たちの思いを未来に伝えるため、小学5年生が映像制作に挑戦。(富岡町立小学校三春校アーカイブ事業)

『富岡グラフィティ#1~#2』
制作:エンドウシュウ(2022年/8分)
東京で社会人生活を送っていた2人が結婚を機に地元福島へUターン。富岡町で暮らしていく決意をし、土地を探し、家を建てるまでの想いや経緯を映像で記録する。富岡町の“いま”を感じる、Vlog形式のシリーズ2作を上映。

『福島の桃農家、踏んだり蹴ったり それでも農家として生きる理由』
制作:橋本幸歩(2022年/13分)
父親と祖父が運営する実家の果樹園を取材。跡継ぎ問題に加え、年々深刻化する異常気象の影響で苦悩は増すばかりだ。それに立ち向かう理由は、一人前の農家へと育ててくれた地域への思いだった。


【日 時】9月18日(日)18:30開場 19:00開始 21:00終了
【会 場】Space&Cafeポレポレ坐/オンライン
【ゲスト】制作者のみなさん
【聞き手】島田隆一(映画監督/プロデューサー)


上映&トーク「分断の溝を埋め、沈黙を破る~チェルノブイリと福島~」
福島映像祭2019で上映したドキュメンタリー『マリアとフクシマ』のディレクター宮田輝美さんがこの夏、再びフクシマにカメラを向けた。テーマは「もやい」。フクシマにこだわり、「もやい展」と銘打ったグループ展を続けているアーチストたちにカメラを向けた。『マリアとフクシマ』の主人公で、甲状腺疾患を患っているウクライナ出身のマリアさんも展覧会に招待を受け、再び来日する。地域のつながりを切り裂いた原発事故。表現によって、その溝を埋め、沈黙を打ち破ることがでるのか。オンエアされたばかりの最新番組を参考上映し、宮田さんに話を聞く。

【日 時】9月23日(金・祝)18:30開場 19:00開始 21:00終了
【会 場】Space&Cafeポレポレ坐
【トーク】宮田輝美(関西テレビ ディレクター)× 白石草(OurPlanet-TV)

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福島映像祭2022
日 程 2022年9月17日(土)~9月23日(金・祝)
会 場 ポレポレ東中野/スペース&カフェポレポレ坐
主 催 認定NPO法人OurPlanet-TV
共 催 ポレポレ東中野
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